目撃者。

いまはある意味では戦時中のようなものだ。こういうたいへんなときに持ち場で踏ん張る人間か、そそくさと放り出して逃げ出してしまう人間なのか、やっぱり人間分かれるなあと思ってしまう。そして、いまの職場には踏ん張っている人が本当に多いなあと思う。


別に人のスタンスはそれぞれだからそれでいいのだと思うけれども、それぞれの場面で人がどう行動しているのかは、よく見られていると思ったほうがいい。周りから見られるというのもそうだけれども、使い古された言葉ながらお天道様もみているし、なによりも自分がよく見ている。自分がとった行動を自分自身が目の当たりにして、それでどう思うか、その後の人格形成にどう影響を与えるだろうか。ちょっと考えてみれば想像に難くないことだと思う。


楽をしようとしたり、逃げ出してしまうのは簡単だけど、そういうことをした記憶はなによりも自分のなかに残る。しんどくても、それが人生ににわかにはプラスになるようには見えなくても、いまの持ち場をしっかりと守り続けるようにしたい。