切り替え。

夏の甲子園の中止も決定し、来年に延期された東京五輪もこのままでは90%以上の確率で中止になることだろう。もはや不況を通り越して衰退という言葉が現実味を帯びてきた。


ほんの2ヶ月前くらいにはこのアクシデントを奇貨としていろんな時計の針を前に進めよう、改革しようということを言っていたはずだが、そんな悠長なことを言っていられる状況でもなくなってきたように思う。もはや「JetSet」などという言葉も死語になるだろう。次に海外旅行に行けるのはいつになるだろうか。


新しい生活様式が既存の産業をもどんどん変えていく。外食産業はビジネスモデルを変えざるを得ず、この動きは不動産市場にも影響を与えるだろう。過去のスタイルを維持しながら踏ん張るよりは、いったんここで全てご破算にしたほうがよりダメージが少ない。


ひとの人生も同じなのだろう。いままでよりどころにしていたものから脱却して、なにが本当に人生にとって大切なものだったのか、考えるべき時にきているのだと思う。自分自身もまた、強烈にその命題と向き合わされている。