不得手なもの。
パワポで資料を作ったり、Excelでフォーマットを作るのが大の苦手である。そういうものからずっと縁遠い人生を送ってきた。一時期File makerだとかをいじくったことはあるが、プログラミングとも無縁だ。
そんなもんだから、レイアウトを整えるだとか、使い手が使いやすいものを作るだとかを考える思考回路が存在しない。そう言ってしまうと仕事のクオリティをあげることを放棄してしまっているようだが、例えばそんな指示を受けても脳内に血液が流れないし、どこをどういじくればよいかなにも考えられないのだ。どこまでいっても自分は営業の人間で、生身の会話(いまはオンラインでもよいけれども)から機敏を引き出すことが好きなんだなあと思う。
しかしながらこういうことはたまにやらないとどんどん感覚も忘れてしまう。けして好きではないのだけれども、エンジンがかかればのめりこむこともできるのだ。これが20代の頃ならめいっぱい時間があったし、時代としても好きなだけ働くことが許されていた。いまは退社時間も決められているし、なによりも家族がいて好きなだけ仕事をすることもできない。しっかりものごとを身につけられる期間は短い。