ハンマム。

連休も最終日。今年もほとんど出かけられなかったので、昔の旅のことを思い出す。2月にモロッコのことを書いたけれども、ハンマムのことを書いていなかったっけ。


ハンマムはモロッコの公衆浴場のようなものだ。今でこそサウナは好きなのだが、あの当時はサウナのなにがいいかわからない、ただのぼせるだけで数分と入っていられない、という価値観だったので、お風呂代わりに訪れた。あの旅行では、それ以外は全てシャワーで済ませた記憶がある。


番台のようなところでアカスリの道具をもらって中にはいる。なかは湯気が立ち込めているが、そこまで苦しいほどの熱さでもない。そして正直言ってあまり清潔ではない。日本でいう銭湯の洗い場にそのまま寝そべって、泥みたいなものを塗られ身体をゴシゴシしてもらう。屈強なアラブの人々に比べれば貧相な身体なので恥ずかしい。そういえば、男の身で人にまじまじと身体をみられることなどそうない。


最後に熱い湯を頭からかけてもらってようやくスッキリした。たしかにお肌はすべすべになった。身体もぽかぽかになった。とはいえ、やっぱり清潔でない感が拭えないので、そのまま宿に戻ってもう一度シャワーを浴びたのだが。。