第二波?

さて、これはコロナ第二波というべきところなのだろうか。だんだん活動範囲も広がっているなかでのこの動きがなにを意図しているのか、まだ測りかねている。


ひとまずファクトだけ挙げていくと、4月の頃と違うのは、濃厚接触者や無症状者にも積極的に検査を増やしているというところだ。そのため、陽性が発覚しても自宅待機で済んでいる人が多く、専用の病床はそこまで逼迫していない。どちらかというと、検査対象者を広げることで、隠れ陽性者をあぶり出していっている。ここでピンポイントで踏み込んだ対応をしていくことで、感染の根源となるような業態や行動に制限をかけにいっているのだろう。また政府も陽性者が増えることをあまり気にしていないように見える。そういう意味では、状況は確実に改善しているし、過度な自粛は必要ないものと思われる。


ただ、本当に行動に気をつけなければならないような人に歯止めがかけられているかといえば、それは難しそうなので、当分はある程度の犠牲を払わねばならないのかもしれない。結局韓国やオーストラリアも脱落し、本当に封じ込められたのは、中国香港台湾タイベトナムくらいになってしまった。