ジェンダー。

最近ジェンダー関係の話が以前よりもますます増えているように思う。もちろんこれまで女性が声を上げたくてもあげられなかった、黙殺されたきた部分は大きいのだろうし、都度声を上げていかなければ改善がされないのもよくわかるのだが、僕にとってはいささか食傷ぎみである。少なくとも2021年の日本においてほとんどの30代男性は、男性として権力を振りかざすというよりは、振り回されてヘロヘロになっているというのが正直なところではないだろうか。


そして、残りの人生が数年とか10年のじいさんの失言にめくじらを立てるのも、なんだかなあという気持ちになる。あえていえば、もうちょっと意識変革が必要な50-60代にむけての間接的なメッセージと捉えれば良いのかもしれないが、なんでもかんでも正論でぶったたくのがいいとも言えない。


男と女の関係はこれからどうなっていくのだろう。子どもの世代になれば、性別という概念も薄くなってくるのかもしれない。ジェンダーを理由として炎上するようなことが減ってくれることを願う。