カリスマ。

昔よく通っていたお客さんのところに約2年ぶりで訪問した。懐かしい、なにもかもが変わらない。


この会社は特定の業界内ではトップを走っていて、業界紙などでの露出も多いのだけれども、実態は想像以上に宗教じみたところもあって、中の人たちはなかなか独特なロジックで動いている。宗教じみたと書いたけれどもそれはけして揶揄ではなくて、トップにカリスマ性があり、なおかつトップに私利私欲の片鱗がなければ、組織運営としては成功するのだろう。というか、これからの時代の組織運営の成功の形は、限りなく社員の自由度を高めていくか、それともこういったトップの力をもとに統率力を高めていくか、どちらかの極に分かれていくのだろう。どっちつかずであったり、トップの権限を強化する代わりにトップが私利私欲にまみれていればその組織は自壊することは明らかである。


こういう組織を目の当たりにすると、大陸中国などがすぐ想起されてくるのだが、かの国はどうなのだろうか。少数民族の迫害などポイントで問題は抱えつつも、大半の庶民は暮らしに満足しているようにも見える。あれがうまくいくのかはなんともわからない。