2005年、メコンの国②。

(昨日の続き)中国にはさまざまな宿泊施設がある。酒店とつけばまあまあ良いホテルだ。そこから、旅社、招待所とだんだんグレードが下がってくる。招待所は公式には外国人は泊まってはならないので、公安がこないかとビクビクしながら泊まることになる。他には「住宿」と呼ばれるものもたまに見た。よくトラック運転手などが泊まっている。


お世辞にも綺麗な宿は少ないが、食が充実しているし、どこの宿にもテレビがあるので、中国の旅はそこまでハードではない。雲南のあたりは気候も温暖で、ベトナムの山中で寒さに凍えていた頃を思えば天国のようだ。河口から景洪までの道のり、そして景洪で過ごした日々は8年前の日記に譲るが、今思い返しても本当に楽しいものであった。


景洪でも近隣の少数民族の村などを訪ね歩いたり、ミャンマー国境に足を運んでみたりした。このあたりまでくると南国の雰囲気で、中国らしいピリピリしたものも一切ない。いまも同じような雰囲気に包まれているといいのだが。。


そして景洪からラオス国境のモンラーへと向かう。(明日に続く)