いまある仕事を進めていて、同僚にこう言われることがある。「よくあんなにクセがある人とまともにやれるよね」と。なんというか、普通の人ならカチンときたり、引いてしまうような人とでも僕はひょうひょうと付き合ってしまうらしい。
振り返ってみると、20代から30代にかけて得た最大のメタスキルは、クセのあるおっさんたちとどう対峙して、懐に入り込んでしまうか、こうべを垂れながらも実を取りにいくか、というものだったように思う。そういう人たちに特化しすぎたせいか、逆に同世代の人たちと組んで仕事をするのが苦手だったりもするのだ。
このスキル、これからの時代はなかなか活かしづらいことも自覚している。プラス10歳くらいの世代までになるとクセのある人も減ってきているし、そもそもクセがあるけれども実力もあった、という人自体がそろそろ引退し始め、Covidによる環境の変化がそれを加速させているように見えるからだ。
持て余したスキルをさてどうするべきか、そしてどうやってこれからの時代を勝負していくか、答えはもう見えている。そこは自分の直感に従っていく。
