前面展望。

ふと思い出してYouTubeで鉄道の前面展望映像を検索してみた。いまは撮影ガジェットも進化しているし、路線ごとにありとあらゆる質の高い映像がアップロードされている。思わずいろいろと見てしまった。


なにをかくそう幼少の頃は鉄道が好きで、図書館で前面展望シリーズのVHSを借りて視聴していた。図書館にある十数巻のVHSは繰り返し見たような記憶がある。いまは無料でYouTubeで見られるものが、当時は一巻あたり数千円で発売されているわけで、時代は変わるなあと思わされる。


関西の、ここ十数年以上仕事でもほとんど乗ることのなかった路線の映像などを再生してみる。その昔、ワクワクしながら視聴した記憶が呼び起こされてくる。いくつになっても、昔の頃の幸せな記憶はいまの自分を癒やしてくれるし、そういう時代を経てきたということがこれからを生きていく支えにもなる。


それでも、町並みが昔と変わらず、年月の経過の分だけくたびれてしまっていたり、電車の本数が減ってしまっていたり、時代が変わっていってしまっているなあ、というのは感じてしまう。ちょっと切ない。