邂逅。

やっとそろそろ別の話題もできる心境。BS放送でいまプロ野球の過去の名試合をプレイバック放送しているので面白く見ている。おとといは2001年の大阪近鉄の優勝決定ゲームであった。あの、代打逆転満塁優勝決定ホームランの試合である。


なんというか映像がもう既に懐かしい。この年はというと僕は大学1年なのだが、既に記憶はセピア色、いまとはもう全く違う時代に見える。こう言ってしまうと失礼なのだが、この時代の大阪の街はくすんでいて、いまよりももっと殺伐とした雰囲気が漂っていて、気のたったおっさんおばさんも多かった。街が社会が本当にクリーンになってきたのはここ10年くらいのことなんだろう。


スタジアムのなかでも、中村紀洋前川勝彦も金髪に染めている。いまでは金髪自体がほぼ絶滅危惧種だ。両名ともにあの時点からは紆余曲折の人生を歩んだ。でも、人間一度でも輝ける時間があったのなら、それをうまく自分の支えにして生きていけるはずだ。自分自身にも同じように言い聞かせる。人生はまだまだ長く続いていく。