ルーズとセンス。

僕にとってLINEその他のSNSやメールはすぐに返事しておかないと気が済まないものだ。ボールを手元で置いておくのは気持ちが悪い、手元で返さない時間の分だけ状態が悪化してしまう、という考えが常にある。同じように、熟睡しているときでなければ着信したことにはたいていすぐに気がつく。


これがいいことか悪いことか、というのは難しいところである。見落としているだとかタスク管理を放棄しているのは論外なのだが、返事には適切なタイミングがあって、速いことがいいこととも限らない。


こういうのは習慣の問題であり、性格や性質のたぐいのものである。ルーズな人はその分機会を逸失している。ただだからダメということもなくて、ルーズであるというのは言い換えれば、真に自分に必要なものを都度無意識に判断できていて、必要のないものにはあえて注意を払うリソースを注がない、ということが自然にできる人なのかもしれない。ルーズでありながら、いつもそれなりに実績を出せる人というのは間違いなくそういう才能がある。


ひるがえって、そんな才能のない自分はひとまず量を積み重ねていくしかない。