ローカルとグローバル。

今回も実家のある大阪にまるまる1週間滞在している。その時間ももうすぐ終わりに近づいているのだが、毎度まいど本当に大きな気づきを得ている。

つかの間大阪で暮らしていると、ここがローカルに根ざした空間であることをことあるごとに感じる。これは、僕の実家がある街が持つ特性なのかもしれないし、両親や祖母が築いたネットワークに依拠する稀有なものなのかもしれない。確かに、ローカルに根ざした暮らしがある。

ひるがえって首都圏での僕の暮らしは、ローカルに根ざしたものもありつつも、どちらかといえばグローバルなビジネスからの果実を得て生きているように感じられる。グローバルなビジネスから利潤を得ることは、ローカルな社会から利潤を得ることに比べれば容易いことなのだろうが、グローバルなビジネスはどうやっても、僕にとっては虚構性のあるものに感じられる。

そう思えば、僕もまた、どこかでローカルな社会に戻って根を張ることが、僕の人生にとって必要なことなのではないだろうか、などと思ったりもする。今年はその転換点を見極めるタイミングなのかもしれない。