父親と育休。

父親の育児休業について年末からいろいろと賛否になっている。息子が生まれた一昨年あたりは、育休取りたいなぁと考えていたこともあったので、今回の騒ぎはいろいろと自分のアンテナに引っかかってくる。

結論から言うと育休を取ったほうがよいか、は各家庭の状況(主に大変さ)による、と思う。なので、義務化する必要はないと考えている。もちろん、育休を取りたいと思える人が取れる環境、世論が整うべきだとは思うが。

育休を取ったから父親の育児の参加が進む、なんて単純な話ではない、というのが子どもを持ってからの感想だ。育休を取った=エラい、いいこと、ではない。朝の時間に全面的にかかわる、定時で仕事を切り上げて帰宅する、夜の付き合いは控える、休日は全力でかかわる、これだけで母親はだいぶ楽になるはずだし、子どもとも充分触れ合えているはずだ。そもそも育児は制度化してやらせるものではなくて、喜んで率先してやるべきものだと思う。子どもができたのにそれをやらない男は人生における大きな喜びを逸失している、ただそれだけのことだと思う。

偉そうに言いすぎたし、かく言う自分がそこまでやれたとも思わないけれど、男の育休にかかわる議論の本質はここにあるのだと思う。