わからなさ。
ヨーロッパのコロナ感染拡大がひどいことになっている。再びのロックダウンなども始まっているが、守らない人も多く、冬じゅうこの感染は収まらないだろう。財政的にも補償もできないし、一部新興国と同じようにだんだん放置するしかない状況に陥っていくのではないだろうか。
そしてわが国も感染者数の横ばい傾向が続いている。ここから冬の訪れとともにまた感染者が増えるのか、それともこのあたりで持ち堪えるのか。これだけ往来も活発、飲食店も盛況になってきたので、収束ということはないのだろう。ある程度共存していく、という道を選んだのは確かである。
もうすぐウイルスと付き合って一年になるが、まだまだ正解は見えない。中国が本当に封じ込めできているのかもわからない。欧米であれだけ状況がひどくなっている理由も正確にはわからない。他国からすると、わが国が経済をまわしながらも比較的軽微な影響で済んでいるのもよくわからないのだろう。なにかを断定するのではなく、わからなさと付き合っていく、というのもいまの時代の渡りかたなのかもしれない。