ワクチンとこの冬。

ワクチン、打つ人もいるし、打たないと決めている人もいる。まあ人それぞれでいいじゃないかと僕は思っている。個々人の体質やら生活環境やらで、ワクチンを打っておくのが正解とも言い切れない。接種が義務されないのは素晴らしいことだと思う。


一方で、ワクチンを打たないでこの冬を迎えるのは、かなり危険なことのように思える。真夏ですらこれだけ感染者を増やしたデルタ株は、気温低下に伴いもっと勢いを増すであろう。もはや対策どうこうで対処できるものではなく、誰も彼もが一度は感染するようなウイルスになっている。ワクチンによる症状の緩和にはそれでもなお効果があるだろう。そして、春から夏にかけてワクチンを接種した高齢者の抗体が、冬になってどこまで効き目が落ちるか、これがこの冬の混乱度合いのカギを握るように思われる。


あんまりCovidに関して個人的な予想を乱発するのも品がないとは思うが、この冬も相当に社会が混乱するだろうし、その余波を食った経済的なダメージも大きいだろう。身も蓋もないが、個人としてできる準備はしておこうと思うし、それぞれの選択を決めた人が、その結果、帰結をどう受け止めていくか、しかとこの目で見届けておきたい。