拾って。

人生も折り返しが近づいてきている。もしかするともうとっくに折り返しを過ぎたのかもしれない。実の両親はまだわからないが、祖父母は4人中3人が60代で亡くなっている。


そろそろ、やり残したことを拾っていく時期なのだろう。お金を稼ぐだとか、人に頼られる、というのも大切なことではあるけれども、そういうものを超越して、自分が本当にやりたかったことを真正面から見つめて、周りからなんと言われようが思われようがそれをやっていく。そういう人生もあっていいのだと思う。


子どもの頃、どんなことに夢中になったかだとか、大きくなったらどんなことをしたいと思っていただとか、そういう記憶を忘れないように大切にとっておいて、たまには覗いて思い出してみたい。


むろん、いま目の前にあることも、夢中になって取り組んでいる。やらされる仕事でなくて、やりたい仕事だけを能動的に選んでいきたい。人生は思ったほど長くない。好きでもないことを我慢する必要はない。他人からどう見えるかなんて気にしている時間がもったいない。