生きづらさ、生きやすさ。

幼児教育の無償化に伴う手続きを失念していた。とかくこのあたりは必要な事務手続きが多い。これをちゃんと遺漏なくやりきれる人がどれだけいるのかと思う。


ほかにも、世の中にはiDeCoやらNISAやらふるさと納税やらいろいろとある。税務面だけでも住宅ローン減税や医療費控除などもある。子どもの教育はどうすれば良いか、親の介護はどうすれば良いか、などなど。。


昭和の頃くらいまではもっと諸制度はシンプルだったようにも思う。自己責任や自助努力の名のもとにいろんなことを自分でやらざるを得なくなった。マメで、それらを全て咀嚼できて、丁寧におカネを拾える人にとっては確かに良い世の中になっているのかもしれない。僕も含めてそうでない人にとっては、怠惰さや事務手続きの苦手さゆえに知らず知らずのうちに利益を逸失している。


いつなんどきもそうなくスマートに振る舞えて、やるべきことを体系的に理解し、漏れのないように留意できる余裕も持っている人がより財をなして生き残る。これが平成を通じてできた社会なのだろう。令和は、この動きが別の方向に変化する時代であってほしいと願う。