抜け感。

たっぷり遊んだあとの連休明けは仕事に身が入らない。おこってこないやる気を無理に絞り出しても良いことがないので、おとなしく事務処理や過去の資料整理に徹する。普段は気が張り詰めた状態で仕事していることもあるわけだから、たまには気を抜いても良いだろう、と自分で自分にエクスキューズする。

ふと昔のノートを見返して、その当時にどんな気持ちで仕事をしていたか思い返してみる。大きなディールの時などは朝からピリピリとしていたことが思い出される。子どもを自転車の前かごに乗せて保育園までペダルを漕ぎながらも、頭の中はディールのことでいっぱいで、道すがら息子にひと言も話しかけなかったことを思い出したりもする。

仕事で付き合いのある親くらいの世代の人たちと食事などをすると、「子どもと過ごす時間を大事にしなよ(俺らの頃はそういうことがしたくてもできなかったから)」としきりに声をかけられる。なにもない時は、無理に仕事をしようとせずに、一歩引いて過ごしてみようと思う。