テレ東が面白い。休日の夕方にぶらりと見る探偵ナイトスクープも好きだし、時折思い出したように放送される「バス乗り継ぎ旅」シリーズも良いが、最近みて面白かったのは、「家、ついて行ってイイですか？」の新年スペシャルだ
。
前からチラチラと見たことのあった番組だが、初めて最初から最後までしっかりと見た。この番組に出てくる素人さんは、もはや素人とは思えないくらいに個性的なキャラ揃いで、見ていて飽きない。普段は素知らぬ顔をして雑踏のなかを歩いている人たちも、いざ近づいてみれば、こんなにも自由で、味わいのある人生を送っているんだなあということに気付かされて、ほんわかとした気持ちになる。
時代が流れるにつれ、テクノロジーは進歩してきたが、それが人間としての生活を本当の意味で豊かにしてきたか、と問われると、なかなかイエスと言いづらい世の中だと思う。「カネ」や「数字」と比べて「モノ」や「ヒト」の価値が軽くなっているんじゃないか、とすら思えてしまう。
もっともっと、「ヒト」ひとりひとりの生活や人生に重きが置かれる世の中であってほしい。この番組をみて、そんなことを思った。
