コンプレックス再び。
いつになったら、コンプレックスから解放されるのだろう、と考えている。
40代や50代になってもコンプレックスに苛まれている人もいる。そうなると、たいていの場合コンプレックスが顔に出てくる。性格や抱えている感情は一定の年齢を超えると顔に刻まれるようになるのだ。そういう人の顔をみるのはツラいし、自分もまたそうなるのではなかろうかという不安が首をもたげてくる。いくら持ちものや肩書きで周りを飾ろうが、化粧をしようが、顔つきをコントロールすることはできない。
いま実は目の前に、コンプレックスを打ち破れるかもしれないチャンスがきている。その道を進んでもけしてラクにはならないだろう。あえてそこには進まずに、今のままでのうのうと生き続けることを選択することもできる。ただ、一度きりの人生、そこはやっぱり飛び込んでおかねばならないのではないだろうか、という気持ちが身体の奥底からふつふつと湧いてくる。
全てが仕組まれた運命だとすれば、神さまはなんという味わいのある人生を我に与えたのだろうと感嘆する。さすれば、僕もその運命を意気に感じて動くしかないのかもしれない。妙な使命感のようなものを感じている。