移民。

都内はインバウンド観光客で盛況である。なんとなく肌感としては2019年の状況に近づきつつあるように感じる。真夏の東京はたいへんだろうが、それでも精力的にみな来日を楽しんでいる。

中国大陸からは個人ビザはなかなか発給されていないと聞くが、それでも大陸からの家族連れもかなり訪れているように思う。あるいは移住先としての日本を念頭においてきているのかもしれない。大陸中国も景気の減速は鮮明で、政情不安もこれからは頭をもたげてくるだろう。欧米は中国人の受け入れを事実上停止し始めている。となると、なにもかもが緩い日本に向かってくるのは当然の帰結になる。大陸のバブルが崩壊してしまう前に資産を国外に移し、生活の拠点も移してくることを考えているはずだ。

お国柄として受け入れを停止するということもないだろうし、ここから数年で一気に流入は進むことになるのだろう。それがいいことなのかどうかはすぐに判断することはできない。利益を享受する人もいれば、被害を被る人もいるのだろう。今までの日本とは変わってしまうのは間違いなさそうだ。