顔。

前も言ったような気もするが、顔つきには人生がにじみ出てくるものである。最近またそんなことをしみじみと思う。


何気なく積み重ねた行動のひとつひとつ、感情のひとつひとつが自分の顔ににじみ出てくる。気難しい顔つきになってしまった人が無理に笑顔を作っても不自然なだけだし、土壇場で逃げた経験や自信のなさなども顕著に表れてくる。心のなかで持っているコンプレックスも同じように表れてくる。


20歳の頃と表情がどう変わったか、自分の顔を鏡でまじまじと見る。顔自体が丸みを帯びてきたのはさておいて、なんだか幼さがまだ垣間見えるような気もする。まだこの歳になってもいろんなことに甘えてしまっている自分がいることに改めて気づく。外からはさまざまな責任を背負っているように見えても、見えないところで横着をしてラクをしているのが隠せていないのだろう。


人の顔をみていろいろと思うこともそれはそれであるし、それをもってビジネス上の判断に繋げたりすることもあるのだが、それよりもまずは自分自身のことだ。