二者択一でなく。

世界のマーケットが止まっている日本時間で土曜の朝から月曜の朝までの時間だけが、なんというか安息日のように思えてくる。


先週のマーケットは日米ともにいったんの戻しを見せたが、どうやらこれはデッドキャットバウンスで、今週からは二番底を探りにいく展開になりそうだ。実態経済の悪化が確定値としてどんどん明らかになってくる。クレジットリスクの増加などもそろそろ全貌が見えてくるはずだ。そうなると、足元の利益などはたやすく吹っ飛んでいく。


さらに悪いのは、日銀もFRBも既にほとんど弾切れに近い状態だということだ。手当てもされないなかでマーケットはフリーフォール状態になるだろう。本当の地獄はここから来るのかもしれない。そして感染者数も増えているので、都市封鎖も現実のものとなるのかもしれない。いやそもそも、マーケットが落ち込んでいるいないなどは些末な要因になってしまうのかもしれない。既に経済をまわすなどとは言っていられない状況になってきている。まずは生き残らなければ、元も子もない。