アンワインド。

13日にマーケットの話を書いたが、この1週間もひどいものであった。ただ、ここにきてようやくコツンと底を打った音がしたのかな、と感じている。


とにかく換金売りが続いている。巨大なヘッジファンドがいくつか清算を検討しており、そのために強制的にポジションを解消する動きが止まらない。これに巻き込まれる形で、ロスカットルールを定めている機関投資家コベナンツにヒットしたところからの売却を進めているようだ。コロナの影響による経済活動の低下ももちろんあるのだが、マーケットはそれ以上に売られすぎているし、同一業界内の銘柄でも売られているものと売られていないものの差が激しく歪みが生じている。ただ、歪みが生じていることが外から見て取れたとしても、歪みが自然に解消されるどころかもっと歪みが強くなっていく方向にマーケットは向かっており、立ち向かって利益を稼ぎにいくにはあまりにも危険すぎる状況だと思う。


世界はどこでパニックから脱して冷静になるだろうか。冷静になったらなったで、そのあとの暴騰も凄まじいものになりそうな気もする。まずは今夜の米国の動きに注目している。