勝負を。

先週末の米国雇用統計は驚愕の失業者20百万人という結果を叩き出した。実態は30百万人前後?とも言われ、100年近く前の世界恐慌のピーク失業率を超える可能性すら出てきたと言ってもよい。ついに、今回のコロナ禍での1番恐れていた部分が明らかになってきた。


一方で、FRBに買い支えられた株価が上がり続けているのがなんとも不気味である。歪みが生じているとしか考えられない。行き場を失ったマネーがどこにいくのか、ということはありつつも、この歪みはおそらくは破滅的な形での解消となるのであろう。株価だけが上がり続けていても、一般市民の暮らしが楽にならないのであれば、その怨嗟は必ずマーケットの参加者に向けられる。


そんなわけで個人的にはマーケットの崩壊が遅かれ早かれくるだろうし、トランプも再選のためにはなりふり構わず中国への圧力をかけていくことになるだろう。まだまだコロナ禍のストーリーは序盤戦、指を咥えて見ているだけではなくて、ファイティングポーズを取り続けていきたい。いろんな意味で。