名作。

幼稚園休園の余波を受けて子どもと過ごす日が多い。そんなわけで先週に引き続きドラえもん長編映画シリーズをみているのだが、大人になってからみても考えさせられることが多い。


舞台が宇宙だったり、大昔の地球だったり、地底だったり、魔境だったり、いろんな設定があって、それ自体が勉強になるのだが、それ以上に、人間とロボットの主従逆転、戦いなど、いまの世の中を予見するようなシチュエーションが出てくる。なかでも「鉄人兵団」の回は圧巻で、人間が人間としてこの世界に存在することの意義に迫る名作だと思う。


ほかにも、「雲の王国」ではいまに通じる環境問題に警鐘を鳴らしていたり、初回作の「恐竜」ではのび太の友情に感動したり、、子どもの時に初めて見たときの感情を呼び起こさせられたり、大人になってから改めて、こんな意図があったのかと気付かされたり。


もう30年以上前の作品も多いので、いまでは不可能になってしまったセリフや表現も多いのだけど、そういうものも含めて愛しんで見られるシリーズだと思う。引き続きコンプリートしてしまいそう。