週末に「SUNNY強い気持ち強い愛」を鑑賞。なんというか世代ドンピシャ。もうこういう作品を観てしみじみといろんな感慨を覚えてしまう歳になったことに改めて驚いてしまう。まだ頭の中は高校生となんにも変わらないのに。いたずらに積み重ねた時を思う。
90年代半ばから後半。あの頃はあの頃でいろいろ世の中は大変だったと、いまになって思うのだけど、中学生や高校生にとってはのんきに過ごせた時代だった。将来のこともたいして考えていなかったし、ただ今をどう楽しく過ごすか、ということと純粋に向き合っていたように思う。それに比べればいまの子どもは、小さいうちから将来のことを見据えて進路を選択したり、習いごとなども考慮されたりと、なかなか窮屈なように感じる。
大人になれば、特に30代にもなれば否が応にも人生の諸問題に巻き込まれるものである。その道のりがどんなものになるかは、それぞれの努力というよりも、運に左右されることも多い。そんななか、どんな苦難に直面しようとも、未来に向かって前向きに生きようとする人の姿は尊い。(明日に続く)