のど元。

4月に息子が幼稚園に入園してから、僕の日々の育児の負担がぐっと減った。朝夕の送り迎えもほとんどすることがなくなり、好きな時間に家を出ることができるようになった。

本当ならこれでより一層仕事に打ち込めるはずなのだが、いまのところそういうことになっていない。より朝は早く、夜も遅くまで活動できるのだが、効果的に動けているとはなかなか言いがたい。制約があるから成果が出せない、というのは単なる言い訳で、ある程度の制約があり工夫を求められるほうが成果が出せるのかもしれない。

どうやって早く帰ろうか、いろいろ頭をひねっていた頃は、自然と最短距離で成果を出すためのコツにたどり着いていたのだろう。そこがいささか冗長になっていることを自分も感じるし、いまいち流れに乗れていないことを自覚する。

かといって、もう一度あの綱渡りのような生活に戻れと言われてもツラいものがあるのだが。人はどうしてものど元過ぎれば熱さを忘れてしまうものだ。