忘年そして望年。

忘年会の季節である。今年もありがたいことに何人かにお誘いいただいて楽しい会を囲むことができている。毎年必ず一席を設けさせてもらう人もいれば、その年特別にお世話になった人に声をかけたりということもある。


社会人生活は終わりが見えないくらいに長い道のりである。そのなかには人によっては、転職であったり、いったん仕事から離れる(仕事から離れても「社会人」であることには変わりない)こともあるが、誰しも平等に訪れる節目は年の変わるタイミングである。そこで、去年の自分といまの自分を比較したり、成長や歩いてきた道を一緒に振り返ったりするのが、忘年会なのだと思う。もちろん未来を展望することも忘れないで。


年齢も歩んできた道のりも全然違う人と一緒に、ぼやけたガラス窓の向こうの夜景を見ながら、そんな過程をたどっていく。1年後もこうやって同じように席を設けられることができるならば、もうそれだけで来年も成功した、良い年だったと言えるんじゃないか、と思う。