与論島。

もうおじいちゃんのようにここ8年くらい欠かさずに見ているのだけど、先週のこころ旅は本当に良かった。30代で離島に惹かれるようになるなんて、この先が思いやられるが、好きになっちゃったもんはしょうがない。近いうちに与論島に行きたいなあという思いがムクムクと湧き上がってくる。


南の離島にやってくるのは、どこかで少し挫折して、半ば逃げるようにしてやってきた人が多い。そんな人を優しく迎え入れ、回復させてまた送り出す、もしくはそのまま呑み込むのが、南の島の良さだと思う。先週のお手紙はどれも、そういう復活のストーリーがつづられていて、いつも以上に心を動かされた。


長い人生、良いことばかりが続くわけでもない。むしろ、うまくいかない場面をどう耐えたり、やり過ごしたり、時には逃げたり避けたりすることが大切だ。順番を間違えなければ、人間は必ず復活できる。


そして、今週で今年の秋の旅も終わり。あすは節目の900回、そして来年は10年目を迎える。