今年もまた、7月1日がやってきた。13年前のきょう、東京で第2の社会人生活をスタートした日だ。
もちろん15年前の4月1日もそれはそれで印象には残っているのだけど、個人的には7月1日のほうが何倍も節目として思い出に残っている。みなでよーいどんでのスタート、ゴールではなくて、初めて自分の意思で区切りをつけたスタート、たった1人の再出発だからだ。人生の節目はいつか?と聞かれるとやはりあの日になるのだろう。
思えばあの場所からは遠くへきたもんで、もうその道のりは遥かなものになった。けして華々しい道のりでもないし、流されていた時間も長いのだけれども、振り返ってみればこれが自分、という色のついたものにはなってきたと思う。自慢できるものでも、誇れるものでもないけど、卑下するつもりもない、自分の姿だ。そして、仲間として助けてくれる人たちが周りにいることこそが、なによりの財産だ。
正直に言えば、いまは苦しいところである。もしかしたら軌道修正せざるを得ないかもしれない。それでも胸を張って、また7月1日を起点とする1年を歩んでいきたい。