儀礼。

「年末のごあいさつ」だとか「忘年会」などの会合は、ここ数年減らしている。もちろん本当に親しい人と1年をねぎらい振り返る意味で会ったり、気のおけない人たちとどんちゃん騒ぎをすることには意義があると思うし、なかなか会えていない人に会うためのいい機会ではあるのだが、誰とも彼とも会うものでもない。


それでなくともお店の予約も取りにくくなるし、12月だからといって仕事のペースを緩めるわけにもいかない。夜早く退出したいがために昼間の仕事の中身がスカスカになっては元も子もない。


周りの人の時間も大事にすべきだし、自分の時間も大事にすべきだ。本気で弛緩したいときを除いて、ダラダラと終電間際まで二次会三次会を続ける意味はない。むしろ、浮かれた気分の街の中で頭を冷やして自省すれば、新しい気づきも見えてくる。


今年もあと4週間。極力普段通りのことを積み重ねて、来年につながる芽を少しでも育てたい。