予感。
景況感が急降下しているいま、転職市場も冷え込みはじめている。友人がいるインフラ系コンサルティングの会社には、ベンチャー企業で役員を務めていたような人たちが応募に殺到しているそうだ。沈む舟と心中するくらいなら逃げ出そうということなのだろう。また、少し前までの好況に油断したのか、先に辞表を叩きつけたものの、転職先が確保できず無職期間に突入したような人もいる。
むろん誰しもここまで急に状況が悪化することは予想していなかっただろうが、そろそろ下降局面に転じるという予感は感じなかったのだろうか。もちろん退路を絶ってチャレンジすることも大切なのだが、人間最悪のことも想定して準備をすべきだとも思う。そしてその準備をしておくために、いつもメンタルのコンディションを一定水準以上に保っておくことは大切なのだろう。
急降下もあれば、急上昇する局面もこのあと必ず訪れる時がくる。そのタイミングこそが人生最大のチャンスだと思っている。チャンスの神様は、狙い澄ましておかなければ捉えることはできないだろう。