最近仕事がらベンチャー企業の人と会うことが増えたのだが、たいてい経営陣は僕と同じくらいの歳か、もう少し下である。僕からみれば、彼ら彼女らはリスクを取ってチャレンジしたこそ今のポジションがあるのだなあ、としみじみ思う。もっとも彼ら彼女らとてまだチャレンジの道半ばであるし、常に失敗するリスクとも向き合い続けているわけでもあるが。
彼ら彼女らの姿を見ていると、本当のリスクとは何なのか、ということを考えさせられる。短期的には手堅いと見られていることが、長期的にはツブしの効かない袋小路に入り込むことだったりすることは往々にしてあるし、絶えず自分を時代に合わせてアップデートしていくことが最高のリスクヘッジであることは間違いない。
あとは、おカネの殖やし方にしても、全くリスクを取らないこと自体が最大の敗者となる時代が近づいてきている。リスクという言葉の本当の意味、中味が変わってきているように思う。
