勝ちパターン①。

ここ1年くらいの自分は、いまから振り返れば少なからずふてくされてしまっていた。

その原因のひとつとして、非常に懇意にしていた取引先の担当を外されたことがある。もう8年くらいの付き合いで、それこそ数え切れないくらいの案件を積み上げてきた関係にあったのだが、いざ会社どうしを挙げた大きなプロジェクトが立ち上がる時点で、僕は担当を外れた。

そのときには、そんな事態を引き起こした周りの人たちの見る目のなさを呪ったり、あまつさえプロジェクトの失敗を願ったりもしていたのだが、今になってようやく、そんな考えから解き放たれることができてきたように思う。それもまた、必要な別離だったのだろうと。

もう離れてはしまったが、この8年くらいの経験は確実に自分の血肉になったし、僕自身この業界での営業としてデビューするタイミングでこの取引先と出会えたこと、そしてその出会いをアシストしてくれた社内の人、ずっとカウンターパートとして動いてくれた向こう側のOさんには感謝しかない。(明日に続く)