バグ。

いつの時代も、社会構造のどこかにバグがあって、そこをうまく拾った人(企業)が収益を手にしている図式がある。2000年前後で言えばあの業界だし、今ならあの業界なのだろう。


後からみればどう考えてもやりすぎであることが明白なのに、バブルの最中にはそれに気づかない、ということがある。いまもなお、局地的なバブルは進行しているのだろう。いろんな制約要因があるなかで、その制約のバグを逆手にとって、過大なリスクを取ってしまっている、という状況があるように思う。


本来であれば、リスクは限定的であるにもかかわらず、リターンは高いままで放置されているものを探すべきなのだが、みながやっていないところで自分だけリスクを取るのは勇気のいることだ。逆に、赤信号みんなで渡れば怖くない、とばかりに横ならびでリスクに目をつぶっているというのはよく見る風景だ。


そして、いくらAIがビジネスに浸透しようとも、そこにまた新しいバグは生まれてくる。歴史は繰り返す。