再び。

仕事で関西に。人間関係のメンテナンスをしたり、新しいことに取り組んでみたり。


ここ10年くらいの関西は、もちろん全てが手放しに喜べることでもないが、総体としては良い方向に転び出しているのは間違いない。万博誘致が成功したこともテコに、どんどん街は綺麗になっているし、ここ数十年ほとんど凍結されてきた鉄道網の再整備、インフラの更新などがはじまっている。逆に言えばやるべきことをやってこなかった、やる余裕がなかったというのが90年代から00年代だったのだが、ようやくその軛から解き放たれつつあるということなのだろう。


ゆっくりではあるが、世代交代も進んでいる。上の世代のことを悪く言うつもりはないが、やっぱり関西の成長を止めていた人たちがいたというのも事実である。そういう人たちがようやく退場しつつある。


ノスタルジーに浸るのもいいが、その延長線上で大事なものごとまで決めてしまうと、わが身を滅ぼしてしまう。二分法ではなく、現実をみすえて解を求めなければならない。