慢心。

赤の他人の「あっ、この人こんな行動をしてみすみす運を自分から手放したな」という瞬間には気づくのに、自分が同じようなことをしてしまったときにはすぐに気づけなくて、後からしっぺ返しを受けたときにようやく悟る、ということがある。


どうやら僕は「謙虚にしていなければ」と常日頃から意識しておくくらいでちょうど良い人間なのだということに気がつく。ちょっとでも気を抜いてしまったり、忙しくしてしまって周りが見えなくなると途端にやらかしてしまう。一定以上忙しくならないように気をつける、というのは、自分のペースを保つことと同時に、周りに無用な迷惑をかけないためでもある。


慢心が1番恐いことである。僕はまだまだなにも成し遂げていないに等しいのだ。時流が良くとも悪くとも、淡々と努力して、手を抜くことなく、毎日を積み重ねること。本来の僕の取り柄はそれくらいしかなかったはずだ。そこを見失ってしまっては、僕はもう空っぽになってしまう