変化2。
昨日、労働者側の逆襲、という話をしたが、そのもう1つの側面として、来年は消費者側の姿勢が問われることが増えてくると思っている。
いわゆるモンスタークレーマーや、そこまでいかなくとも店員や配達員、駅員などに横柄な態度を取るような人間の姿が少なからず公に晒され、そのような態度を取ることは人間として恥ずかしいこと、という共通認識が世の中に一気に浸透してくるのではないかと思われる。
これは、労働者側の権利がしっかりと確保されるようになってくる流れや、そもそもの人手不足、若い世代で重労働を厭わない人が減って、外国人労働者に頼ることが増えていることなどと密接に絡んでいる。もう「お客さまは神様」などという考え方は古いし、ますます貴重になっていく働き手を粗末に扱うような消費者、もしくは経営者は、強烈なしっぺ返しをくらうのではないかと僕は考えている。
勘が悪くなければ、そうした社会の変化には気づけるはずだ。それでも過ちを犯してしまうような者は、失脚して然るべきなのだと思う。さて、来年は実際にどんな事例が出てくるだろうか。