ブログ道。

途中若干の中休みはあったが、あと3ヶ月でこのブログも丸3年になる。その前にmixiで日記を書いていたのが2年半くらい、さらに前になると完全非公開でブログを書いていたりノートに書いていたりと、たいてい3年前後で場所を変えながらなんだかんだと書き続けている。公開範囲を少しずつ広げ、書いていることも少しずつ自分自身のことから距離を置くようになり(それでも自分のことを書かなくなることはないだろうが)、たいして進歩のない文章を吐き出している。

そして、書くことで確実に僕は癒されている。なにかを書くということは、自分のなかからなにかをひねり出すということだ。昔の記憶を引っ張りだしてきたり、きょう目の前で起こったことを消化したり、書くことは自分と向き合うこととほぼ同じ意味を持つ。自分が感じたことをうやむやに忘却していくと、自分の心のなかに変なしこりが残る。人によっては、飲み屋に行ってそれを吐き出すこともあるだろう、家に帰って家人に吐き出すこともあるだろう。独自の解消法を持つ人もいるだろう。僕の場合はそれが、この場所で文章をつづることだったのだ。だから、ここの文章には、僕の悔しさや苦しさや、嬉しさや幸せが乗っかっている。

だからこそ、これから忙しくなったとしても、文章を書くことをやめられないと思う。不完全なままであっても、自分の心のなかのしこりを外に出してあげないと、心の健康が損なわれてしまうのだ。もちろん、ここに書けないようなことは、ここ以外の場所で吐き出してあげるしかないのだが、僕にとってはこの場所がホームであることは確かだ。誰かと過ごす飲み会も好きだが、ひとりでスマホに向き合って左手親指を動かし続けるのはもっと好きだ。

3年をひとつの節目にして、新しい場所に移ろうか迷っている。今の場所はこれまで使ってきた場所と比べても、すごく気持ちが良くて、引き続きこの場所に、これから起こるであろう喜怒哀楽を刻みつけていきたいという気持ちもある。でも、いつまでも同じことを繰り返していて、進歩がないように思うこともある。思い切って場所とスタイルを変えることで、新しい一面を出したり、レベルを変えるきっかけになるんじゃないか、とも思う。

書くことは好きだけれども、書くことを休むことも必要だとも思っている。ここに書いて解決したつもりになっていてはいけないこと、実質的に逃げてしまっていることに向き合うことも必要だ。そんなことも考えながら、ひとまずはあと3ヶ月、続けていければいいなと思っている。