スピッツ。

今月から始まった朝ドラ、主題歌にスピッツの「優しいあの子」が流れている。まだ数回しか聴いていないのだが、これがすごくいい。背景に流れるアニメーションに歌がすっと溶け込んでいる。


1990年代、スピッツMr.Childrenとともに音楽シーンを牽引していた。僕ら、草食系男子の憧れでもあった。そのままに、大学時代に乗っていたクルマではよくスピッツCDを流していたものだ。夕暮れのつくばの街を、スピッツをかけながら流していると、鼻の奥がツーンとするような、そんなセンチメンタルな気分が湧き上がってきた。


そして時は流れ、2019年になったいまも、少年だった僕がおっさんになってしまったいま、またスピッツを聴くことができている。草野マサムネの甘い声も、広がりを感じさせる歌詞も、20年以上前のあの頃となんら変わらない。ここからの半年は、いくつかいいことが起きそうな、そんな根拠のない多幸感に包まれている。