証人喚問。

楽しみに録画していた番組が、ワイドショーの特番延長でつぶれていた。いま渦中にある元官僚の証人喚問が延々と流されていた。

別に楽しみが奪われた腹いせではないが、このナントカ学園の問題はここまで国会で時間をかけてやるべきことなのだろうか。そして、何時間もテレビで流し続ける意味のあることなのだろうか。テレビ局は本当にこの茶番劇をぶっ通しで見たいと思っている人が多いという認識なのだろうか。

もちろん公文書の改ざんについては解明されるべき点ではあるのだが、いま話題になっているポイントはそこからはズレているし、もはや悪魔の証明のレベルに達している。こういうことで渦中に巻き込まれる人は本当に災難というほかない。

こんな、はっきり言って不毛なドタバタが繰り返され、あまたある官僚や政治家が使い捨てられたあとに、なにが残るのだろうか。人の人生を軽々しくもてあそぶような真似はもうやめたほうがよいと思う。優秀な人材がなぜあのような問題ある手続きに踏み込まざるをえなかったのか、これは一個人の資質ではなくて、システムの問題だ。