つながり。

最近いろんな人に連絡を取っていると、人のつながりというのは案外すぐに変容していくものなのだなあ、と思わさせられる。そのなかで、時間が経っても残っていくものは、どういうものなのだろうか、ということを考えている。


儲かったかどうか、ということはもちろん大切だけれども、アーティスティックな仕事のほうが、記憶には残りやすい。そして、無形資産として自分の糧になりやすい。「損して得とれ」などとはよくいったもので、実際にそのような案件もいくつか頭に浮かぶ。以前は、もっと(金銭的に)うまくやれたはずだ、悔しいなあ、と思うこともあったが、いまとなっては、あの場面で金銭的にベネフィットを取れなかったことにはなんらかの意味があるのだ、と思うようになってきた。


人生とは、カネだけに飼われるような程度のシロモノではない。同じように大切な(もっと大切、などとは言わない、カネもすごく大切だから)ほかのなにかだって、立派な資産になるのだ。