「この会社が世の中に存在し続けてくれないと困る」「君がいたからこそ助かった」というような言葉をこれまでいくつかけてもらっただろう。所属していた会社が潰れそうだったこともあったが、それでもあの時に生き残ることができたのは、前述のような仕事を提供できたからこそだと思う。
何事かを為す時に1番大切なのは、資金でもスキルでもなく熱意だと思う。逆に言えば、熱意を携えて誠実に仕事をこなしていきさえすれば、成果はあがるだろうし、自ずと資金はついてくる。
どの世界もコモディティ化して、リターンを上げるのが難しくなってきているなかで、唯一明確に差別化できるのは、熱意だけだと思う。そしてそれは、一見すると測りにくい指標だ。
これこそが、おカネから解放された世界なのかもしれない。おカネという概念は、最低限の生存に必要な部分を除けば虚構の存在になる。どれだけおカネを積んでも手に入れられないものがある。おカネでは買えない物語がある。
そういうものを、創りにいきたい。自分にしかできないストーリーを創りにいきたい。自分が持っている能力は、誰かを幸せにするためにある、と信じたい。
