処分①。

親に依頼されて、物置スペースの荷物の整理をしていた。祖母が亡くなって以来、祖母の持ちものはほぼ処分が進んだのだが、今度は自分たちの持ちものも徐々に処分していくそうだ。いわゆる終活と呼ぶべきものだろうか。


物置スペースには多少ながら僕の持ちものも残されている。高校大学社会人初期の頃までの資料などが段ボール箱ひとつにまとめられている。いよいよそれを処分してほしいということだ。


ひとつひとつ取り出して読みはじめると、それぞれに思い入れのあるものである。文集のようなもので、残しておくには恥ずかしいものもあれば、大学のレジュメやレポートなどは、いい思考の記録になりそうなものもある。時間が許すものであれば、1日くらいかけて読みふけりたいのだが、子どももいるなかでそのようなことは許されない。そして今さらいまの自宅に移しても場所を取るだけだし、わざわざ毎月の出費を払ってまで取っておくほどのものでもない。結局は95%は処分することにしてしまった。(明日に続く)