島流し。

「せごどん」を年初から見てきたが、さすがに明治維新以降はストーリーが盛り上げづらいこともあって、録画をさーっと見返す程度になってしまった。ラスト2回くらいはまたしっかりと見ることになるのだろう。


ほぼ1年間通してきて、個人的にポイントになったのは、2回の島流しだろうと思っている。失脚し、奄美あたりの島に流された西郷が、めまぐるしい江戸や京を離れて、ものごとを俯瞰したり、自分を見つめなおす時間があったからこそ、彼は土壇場で大きな働きをすることができたのではないだろうか。


堀江貴文が収監されていた時間なども同じようなものだろう。第一線から引き剥がされ、ひたすら自分と向き合っていた時間は、まるでドラゴンボール精神と時の部屋のように、ひとを成熟させるのだろう。一見遠回りをさせられているように見えて、必要不可欠な時間になっているのだと思う。全ての運命には意味があるのだと思う。