嫉妬心。

1年前ってどんな感じだったろう、と思い返してみた。仮想通貨が暴騰していた時期である。直接の知り合いで儲かった人はおそらくいないと思うが、知り合いの知り合いレベルになると景気のいい話を聞いたりもした。


人の儲かった話を聞くとどうしても心が動かされるものだ。それが知人であれば、なおのことだっただろう。普段は冷静で慎重な人が、人が儲かった話を聞いて嫉妬心を抱き、やや高めのところでエントリーしてしまった、という話も少なくないのだろう。


いろんな人の副業っぽい話や思わぬ儲けを手にした話を聞いて、心がそのことに支配されてしまい、それでは自分も続こうとばかりになんらかのアクションを起こしてしまうのは危険なサインだ。なにかアクションを起こすとしても、そういう心の揺らぎのない状態で取り組まなければ、たいていの場合は散々な未来を招くだけである。冷静な判断で、ちゃんと自分の手足を動かしてやっと、成功できるかの半々のところまでたどり着けるくらいのものだろう。変な嫉妬心は必ず身を滅ぼす。