絵本作家。

ふだん、家にいる日は寝る前に息子に絵本を読んでいる。1歳半の頃からかれこれ1年以上の習慣になる。以前住んでいた家の近くの図書館は分館であり、蔵書数も少なかったので、シリーズものの薄い絵本(例えば「こどものとも」)を読んでいたのだが、大きい図書館の近くに引っ越してからは、特定の作家の絵本を好んで借りるようになった。

いちばん好んで読むのは間瀬なおかたの本だ。鉄道に絡む作品が多いのだが、背景の細かいところまで丁寧に描かれていて、それらをくまなく眺めるのが楽しい。ページとページをトンネルでつないだり、ページの端が山の形などに切り取られているのも面白い。

次に多いのは横溝英一である。この人も鉄道絡みの作品が多い。子どもの目線から心細さを描写していることも多く、読んでいるこちらも感情移入してしまうことも少なくない。

ほかには、保育園絡みの作品が多いひがしちから、絵のタッチが素朴な鎌田歩だろうか。子ども向けに作られた「声に出して読みたい日本語」シリーズも読んでいて面白い。

親も楽しんでいる絵本タイムはいつまで続くだろうか。できれば、終わってほしくない。