2018-06-08から1日間の記事一覧

龍。

書斎の本棚で、村上龍の単行本を手に取った。わが家には、ここ20年くらいの彼の本が揃っているのだ。パラパラとページをめくる。今から読み返せばほとんどの作品は、やたらと導入部が長く精密に書かれている。むしろ導入部にこそ作品の命が宿っていると考え…